*以下は、実際の事例及びインタビューをもとに個人が特定できないようプライベート保護のために加工したものを掲載します。
あと数年もすれば80代へ突入するT様。80代を目前にして、自分の今後について漠然とした不安を抱え、どうしていくのかを真剣に考える日々でした。
T様はご自身の建物についてどういった方法で専門家を探し、どのように登記を完了され、ご自身の安心安全を獲得されたのでしょうか。
早速詳しくみていきましょう。
T様のおかれた状況は下記のような状況でした。
• 2人の子供は既に、40代半ばで自分の土地建物は持っている
• 実家は少々不便な場所で、孫も大きくなった今、帰ってくるつもりはない
• 自分の身体の動きは日々弱まっていくのを感じている
今後のことを懸命に考え、T様の保有する土地は代々引き継いできたわけでは無く、ご自身で購入したものであり、継承して伝統を守るという縛りもありません。
他の金融資産など総合的に検討した結果、将来高齢者施設に入らなければならなくなった際にすぐ現金化できるようにしておく必要があるという理解に到達したT様。
色々と調べてみると、全て現金で購入してきたこともあり、建物については権利証なども無く、登記がされていないことが分かりました。
悠々自適な老後を過ごしてはいるものの、日々漠然とした不安を感じていて、何とかこの不安を解消したいと自分で動いてみることにしたT様。
まずは自分で出来ることはないか、法務局へ何度も相談に行ってみたりして色々調べてみたものの、法務局の相談担当者からは、一般の方が登記を自分でやるには図面作成ができなければ難しいと言われ、専門のパソコン技術が無いと自分ではできないと感じました。
意を決し専門家である土地家屋調査士に相談することを決めたTさん。
最終的に登記が全て完了し、今後何があってもすぐに売却へと動き出せる状態となったことにより、日々の漠然とした不安は解消されたそうです。
今回は、登記が完了した時のお気持ちはもちろんのこと、“土地家屋調査士法人えん”の対応にも大変ご満足いただいたというT様に登記の経緯や感想を詳しく伺いました。
目次
1 登記を完了された感想をお願いします
なにより無事に登記が完了できて安心しました。この後に所有権保存登記が必要になるとのことで、司法書士もご紹介いただき、今後に必要な登記手続きが全て完了し安心しました。
今後想定される税金のことも税理士さんに確認しておくように触れてくださったので、税理士の方へも相談ができ、登記すると不動産取得税や今後の固定資産税についても確認ができたので、心の準備が整いました。
日々、漠然とした不安を抱えていましたが、まだ大丈夫だろうと考えることを先延ばしにしていたのですが、気にはなっており、何かひっかかるものがありましたが、今回登記ができて引っ掛かりが一つとれました。
ご自身の一連の準備から、お子様のT様へ対するお気持ちにも変化があったそうです。家族関係も良好になり、お嬢様や息子様の良い面を次々と発見されたそうです。お子様の方も真剣にT様の今後について考えてもらえるきっかけになったようですね。
2 登記しようと思ったきっかけは?
子供が実家に帰ってくる気があまり無いのだということが感じられた時です。いわゆる終活というものでしょうか。本当は、子供や孫と一緒に暮らすことができれば良かったのですが、子供も自分で所帯を持ち、便利な場所に立派な自宅を所有していますから、逆にこのような土地・建物を残しておくと困るのではと考えたからです。
すぐに処分はしませんが、いずれそのタイミングが来た時にすぐに動けるようにしておきたかったからです。
最初は自分でもやってみようと思いましたが、色々と調べた結果、専門家の力を借りないと無理だと分かり、専門家にお願いをするという決断をしました。
専門家といっても誰でもいいのではなくて、今後のことや、付随する様々なこともちょっとしたアドバイスや意見も欲しいと思っていました。
色々と探していたところ、ブログの内容がとても詳しく書かれていた『土地家屋調査士法人えん』さんに決めました。
3 土地家屋調査士法人えんを知ったきっかけは?
スマートフォンで検索しました。当初は法務局へ相談に何度も行きました。相談担当者とも顔見知りとなり、『今更登記するのは色々と費用がかかるよ』『建物を表題登記するには、図面が一番難しいから、土地家屋調査士に依頼するか、自分で図面を書けないと難しいよ』ともいわれ悩みは増幅するばかりでした。
どうしたら良いのか悩みましたが、何とか登記しなければという必死の思いでした。
当初は法務局が紹介してくれた方へ電話を何件かかけてみましたが、忙しい様子だったり、見積額もすぐには出てこなかったりで、自分で探すことにしました。
未登記建物について調べていると、色々なサイトがありましたが、建物を登記することについて詳しく書かれていた、土地家屋調査士法人えんさんの書いた記事に出会い相談することにしました。
4 どのように土地家屋調査士を決めたのか
当初の相談は電話でした。電話はスマホ画面からすぐにできました。
概算でもすぐに見積額を提示してくれて、訪問してくれると言ってくれたことが決め手でした。
法務局で紹介された土地家屋調査士へ連絡しましたが、なかなかすぐに見積書が出てこなかったり、事前調査まで一週間かかると言われたりで、どの土地家屋調査士へ依頼したら良いのか分からず、インターネットで検索し“土地家屋調査士法人えん”へ登記の依頼をすることが出来ました。
5 実際に依頼をして調査から登記手続きの流れはどうでしたか?
スムーズでした。複数棟建物があったため、到底私では図面作成はできませんでした。また、領収書などどれを登記所に出せばいいかなど分からず、全て書類をみていただき判断してもらったので楽でした。
増築などしていて複雑な形状の建物で、物置などの離れなどもあったのですが、何度か現地に来ていただき調査していただきました。
登記に必要な印鑑証明書や住民票などの書類は、こちらで用意して、その他の書類は土地家屋調査士さんの方で取得、準備をしていただきました。
6 登記を検討されている方へメッセージ
登記をするということは、ご自身の財産のうち不動産部門の状態を明確にするということです。
そして、必ずいつか発生する相続。大切な不動産を是非安心安全な状態にしておき、売却手続きやお嬢様、ご子息様へのスムーズな承継をしていただきたいと考えます。
我々、土地家屋調査士は不動産を所有される方々の代理人として財産の明確化に寄与します。一緒に前へ進んでいきましょう。
土地家屋調査士法人えんは経験豊富な専門家であるプロの土地家屋調査士がたくさんいる事務所なので、どうぞ安心して依頼してほしいなと、強く思います。
土地家屋調査士法人えんでは、数多くの売買や建築、そして相続に絡んだ調査・測量・登記を経験しており、令和3年には年間1218件のご相談をいただき、年々その相談件数は増加しています。
これだけ多くの件数の相談を受けるのはもちろん大変ではありますが、それだけ解決した件数も多いため、いま振り返ると、専門家としてもありがたいことです。
不動産を保有していると様々なお悩みが発生することと思います。また事前に悩んでしまうようなことが発生しないよう予防するという考え方も大切です。
今はまだトラブルが生じていなくとも是非、これから『終活について考えていきたい』『トラブル予防をしたい』『財産を整理したい』という方はどうぞお気軽にご相談ください。
本記事が、皆様の所有する不動産の安心安全につながるきっかけとなれば幸いです。