土地家屋調査士法人えんが、発信する役立つ情報サイトである「公式ブログ」で上位検索されているキーワードが「境界標」に関することです。
ブログ記事を執筆している側としては、土地境界確定測量や建物登記が上位表示される想定で執筆していますが、意図していないキーワードが上位表示されています。
境界標と言っても様々な複合キーワードがあります。
複合キーワードとは、例えば境界標の種類が知りたい方は「境界標◻️種類」のような検索をします。
このようにキーワードが2つ以上のものを複合キーワードと言います。
今回は、境界標に関する複合キーワードで多く検索されている7つをQ &A形式で解説していきます。
今回解説する7つは下記となります。
・境界標 種類
・境界標 見方
・境界標 抜かれた
・境界標 勝手に入れられた
・境界標 ずれた
・境界標 ない
・境界標 復元
記事内では、読みやすいように簡単に解説していますが、詳細を知りたい方のために過去に記事にリンクを貼っていますので、リンク先を読んでいただければ幸いです。
境界標は、自分の土地の財産界を見える化する大切なものです。
記事を読んでいただいても問題が解決しない方は、是非土地家屋調査士法人えんに相談してください。
お問い合わせフォームからお問い合わせください。
https://en-groups.com/contact/
1、境界標に関するQ&A
境界標に関するキーワードで検索上位のキーワードをQ &Aで解説します。
・境界標 種類
Q1、境界標にはどんな種類があるのか?
A1、主な種類としては、コンクリート杭、金属標、プラスチック杭、鋲などがあります。
その他にも、石杭、木杭、刻みなどもあります。
境界標の種類について詳しくお知りになりたい方は、「境界標の種類と徹底解説!これであなたも境界標通!」をご参照ください。
・境界標 見方
Q2、境界標はどうやって見たらいいのか?
A2、境界標には、十字、矢印、T字などの種類があります。
その種類によって見方が異なりますので代表的な十字、矢印、T字をわかりやすく図面で解説します。
(十字)縦線と横線の交点が境界点となります。
(矢印)真直ぐの矢印と斜めの矢印がありますが矢印の先端が境界点となります。
(T字)十字同様縦線と横線の交点の部分が境界点となります。
境界標の見方について詳しくお知りになりたい方は、「敷地で境界杭を見つけた方、必読!一目でわかる境界杭の見方」をご参照ください。
・境界標 抜かれた
Q3、境界標が抜かれた!どうすればいいか?
A3、抜かれたことは、事実でしょうか?
これは非常に重要なことですので抜かれたことが事実なのかを確認してください。
境界を抜いたり、壊したりする行為は、刑法第262条の2「境界損壊罪」に当たることもありえます。抜かれたことが事実なら弁護士に相談してください。
境界標にまつわる法律や裁判例のついて詳しくお知りになりたい方は、「境界杭にまつわる法律や裁判例を土地家屋調査士がわかりやすく解説!」をご参照ください。
・境界標 勝手に入れられた
Q4、境界標を勝手に入れられた!どうすればいい?
A4、境界標は、勝手に設置してはいけません。
勝手に入れられた場合でも絶対に抜かないでください。
Q3で解説したように境界損壊罪となってしまう恐れもあります。
このような場合は、土地家屋調査士にご相談ください。
境界標を勝手に入れられたについて詳しくお知りになりたい方は、「境界標が勝手に設置された!どうすればいいのか、専門家が徹底解説」をご参照ください。
・境界標 ずれた
Q5、境界標がずれた!どうすればいい?
A5、土地家屋調査士に依頼して正しい位置に設置し直しましょう。
境界標がズレる原因はいくつか考えられます。
例えば、道路工事や水道工事をした際に境界標が抜けてしまい、だいたいの場所に入れ直してしまったなどが考えられます。
土地家屋調査士は境界の専門家ですので、精密な機械を使って境界を設置しますが工事業者などは逃げ墨をうって復元します。
境界標がズレたについて詳しくお知りになりたい方は、「【境界標がずれる5つの原因】専門家に依頼して解決」をご参照ください。
・境界標 ない
Q6、境界標がない!どうしたらいい?
A6、土地家屋調査士にご依頼ください。
境界標がない理由はいくつかあります。
・最初から設置されていない
・抜けてしまった
・埋まっていて見つからない
これらのどの場合でも土地家屋調査士は解決できます。
境界標がないについて詳しくお知りになりたい方は、「境界杭が見つからない!ケース別の対処法を土地家屋調査士が徹底解説」をご参照ください。
・境界標 復元
Q7、境界標がなくなったので復元したい
A7、境界の復元は土地家屋調査士にご依頼ください。
境界の復元は簡単にできるものではありません。
また、すべての土地が境界標を復元できるものではなく、一般的に復元可能な土地は平成17年以降の地積測量図が存する土地と言われています。
境界は、お隣との財産界を示す重要なものですので専門家にご依頼ください。
境界の復元について詳しくお知りになりたい方は、「見えない境界を見える化する、境界標復元とは?徹底解説!」をご参照ください。
2、まとめ
この記事では、皆さんの土地の財産界を見えるようにするために、なくてはならない
境界標についてQ &A形式で解説しました。
我々土地家屋調査士は、土地の境界を明らかにする業務の専門家と定義され、日々土地
の境界を測量し特定しております。
その専門家から見ると境界標があまりにも重要視されていないことに危機感を覚えま
す。
境界標は、お隣との財産の境を見える化する大切なものです。
自分の土地の境界標があるかどうかもご存知ない方が多すぎます。
記事内容は、Q &Aなので非常にわかりやすくなっていますし、詳細をお知りになりた
い方に向けて他のブログ記事を読めるようにリンクを貼っています。
記事を読んでいただき、ご自分の土地の境界について考えていただき、皆様の大切な財
産である土地が安心・安全な価値になる一助になれば幸いです。